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猫の葬儀を終えて(骨を拾い墓標を作る) 編集中

葬儀社の選定と連絡

猫の葬儀は以前から色々と調べていたが、ネットでユーザー評価の高いAEONのペット葬儀社に決めたが、簡潔ながらおごそかな葬儀をやってくれてたいへん印象が良かった。サポートセンター受付の応対は丁寧かつ確実な感じで、依頼すると地域の葬儀場担当者から折り返し電話させますとのことで、待っているとすぐに連絡がありその日のうちに対応してもらえることになった。

葬儀場へ赴く

猫が息を引き取ったのが昼の12時過ぎで、葬儀は15時からとのこと。遺体の口許と肛門を綺麗に拭き、全身も濡れタオルで綺麗に拭いてブラッシングして毛並みを整えた。段ボール箱にビニールとペットシーツを敷き、その上に折りたたんだバスタオルを敷いた上に遺体を置いた。頭部と腹部には小さな保冷剤を当て、エサを入れた紙袋と庭から摘んできた花を添えた。いつも丸くなって寝ているような姿勢に整え、あらためて見るとまるで普通に寝ているようにも見えたので、思わず心臓のあたりに手を当てて確かめてみたが、鼓動はやはり止まったままだった。

車で小一時間くらい走って葬儀場に到着。駐車場の入口で係の人が出迎えてくれ、誘導もしてくれた。控室、葬儀場(祭壇)、作業場(焼き場)が別棟にあり、祭壇に遺体とともに生前の写真を持ち込んで葬儀。係員はちょっとくどいくらい丁寧な応対で、こちらが恐縮するくらいだった。葬儀場で読経(これはCDラジカセから般若心経が流れる)が行われ家族が順番に焼香する。それと平行して焼き場で焼却炉の準備がなされる。炉の準備ができると焼き場に移動して最後のお別れ。私は台の上に置かれた猫の体をさすり、冷たくなった手足を握って握手をした。「長い間ありがとう、お疲れさん」

骨を拾う

小一時間ほどで焼却が終わり、きれいに骨だけになったところを小さい部分ももらさず全てトレーに入れて、生前の形が分かるように並べた状態で持ってきてくれた。我々は別室で骨と対面したわけであるが、体格の良い猫だったため骨格も大きな損傷なくきれいに残っていた。骨拾い用の大きな箸も用意されていたが、私を含め家族は皆、手で直接触って全て拾い集めて順番に骨壷に入れた。

その際係員の方が骨の意味について説明してくれたのだが、「のどぼとけ」の意味をそこで初めて知った。喉には仏様が宿っているのだと、形を見てそれが自然に理解される。私は十数年前に親の葬儀で同じ説明を聞いて骨を拾ったはずだがすっかり忘れており、猫の葬儀で認識を新たにした次第である。思えば人間の葬儀はたいへん大仰で時間がかかり、大勢の人と出会うし、事後の処理も複雑なので、骨を拾うことの意味など考える余裕もなかった気がする。今あらためて猫の死と静かに向き合い、骨を拾うことで色んな事象の「意味」をあらためて知ることになった。皮肉なものである。拾った骨は、火によって浄化されたかのように、まばゆいばかりに白く神聖なものに思われた。不気味とか気持ち悪いという感情は全く湧かず、ただただ綺麗だった。

各々の反応

私はたまたま仕事が休みでずっと家にいて、現在進行形で猫の衰弱と死をずっと看取ってきたので、一連の出来事は全て自然に自分の意識と統合されてきたのか、葬儀が終わってもさほどショックや強烈な悲しみは感じず、むしろ慈しみと優しさの気持ちが満ちるのを感じていたが、他の家族たちはそうでなかったようだ。妻や息子は別の用事で実家に行っており、猫の状態は電話で伝えていたがその場にはいなかったので何やら消化不良の感情が残ったようである。嫁は葬儀が終わった後メソメソ泣いて落ち込んだ風であったし、息子は「俺は何も出来なかったな」とつぶやき、元気を装ってはいたが以前から少しあったチック症状(肩や首を小刻みに揺すったり痙攣様の動きが出たりする)が明らかに悪化していた。

とくに高校生の息子はひどいチック症状が出ていたので、私は葬儀の翌日彼とよく話し合って、自分なりの気持ちの落とし所を探さないといけないねという結論に達していた。

墓標を作る

私も年齢が年齢だし、医療機関で仕事をしていたこともあるので人の死と接した経験はそれなりにあるが、その経験を通じて達観したことが一つある。それは何かというと、葬式や墓標というのは死者のためにあるのではなく、残された生者のためにあるということだ。

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